選挙について

小選挙区
 1選挙区につき1名を選出する。

  • 長所

・強力で安定した政権をつくれる。
・二大政党を作りやすい。
・選挙費用が抑えられる。

  • 短所

・最高得票者だけが当選するため、候補者の票数が接近している場合や当選できない複数の候補者の票が多数を占める場合、死票が多くなる。死票が多いということは、自分の意見が反映されない国民が多いということ。
議員定数が多ければ選挙区の数が多くなり、一票の格差が生じやすい。


比例代表制
 各政党の得票率に応じて議席数が決まる。死票が少なくなり、民意が反映されやすい。


小選挙区比例代表並立制
 小選挙区制と比例代表制の二つを並行して行う制度。衆院選で行われる。小選挙区選挙,比例代表選挙のそれぞれによって議員が選ばれる。要は、有権者は2票有し、小選挙区選挙では各候補者に、比例代表選挙では政党に投票する。衆院選小選挙区選挙で議員定数300,比例代表選挙で議員定数180である。日本の場合、小選挙区比例代表区の両方に立候補(重複立候補)できる変則型。つまり、小選挙区で落選しても比例代表区で当選できる(復活当選)可能性がある。だれが比例代表選挙で当選するかは政党名簿の順位による。同一順位の場合は惜敗率によって決まる。


一票の格差
 国政選挙などで有権者が投じる票の有する価値の差。選出される議員一人当たりの有権者数が選挙区によって違うため、選挙区の有権者人口が少ないと一票の価値は大きくなる。有権者人口が多い選挙区では、一人の意思が反映されにくい。