九州大会終了

 宮崎で行われた第125回九州大会決勝戦は、嘉手納(沖縄2位)が宮崎工(宮崎2位)を4−2で降し初出場初優勝。
 正直この結果は予想外でした。嘉手納は準決勝で自由ヶ丘(福岡1位)と対戦したのですが、戦前は自由ヶ丘が勝つと見ていました。しかし、蓋を開けてみると2番手投手に3安打9三振に封じられた自由ヶ丘の完敗。嘉手納はこれまで甲子園の出場経験はなく、沖縄県内でも中堅どころといった感じでした。しかし、全中の優勝投手を含むメンバー数人が強豪からの誘いを蹴って入学して一気に力をつけました。
 センバツは嘉手納(沖縄2位),宮崎工(宮崎2位),自由ヶ丘(福岡1位),興南(沖縄1位)の順で4強がすんなり選出されそうです。さすが投手王国九州といった感じで、東浜,今村のようなのはいませんが、各校好投手を要しており投手力がモノをいう選抜では猛威を奮いそうです。その他にも、明豊(大分1位)の山野,東海大五(福岡2位)の寺岡なども甲子園で見てみたかったです。逆に、興南を筆頭に打線が弱い傾向にあります。最近の九州勢の春は強いが夏に勝てない要因の一つがここだと思います。攻撃面もおろそかにはせずしっかり鍛えて甲子園に望んでほしいですね。